3.11から約一ヶ月後に発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の代表・西條さんが書いた著書。 実は西條さんは、ボランティアを長年してきた人でも災害時の復興支援のプロでもない。 大学で学問を教えている、専任講師である。 そんな西條さんが如何に…
以前は「侍ハードラー」の呼称で有名な為末大氏のエッセイ。twitterでの発言をまとめて編集しており、一つ一つの文章は繋がっていないけれどもその分シンプルでわかりやすく、納得・共感できる部分もある。 トラック競技における日本人初のプロ陸上選手であ…
「SFは、何の略?」と問われて、なんて答えるだろうか? 一般的には「サイエンスフィクション」とすぐに導くだろうか。 日本が誇る漫画家の一人、藤子・F・不二雄氏はこれを、 「すこし・ふしぎ」の略だと言った。 「すこし・なんとか」 主人公・理帆子は、…
教育哲学者・苫野氏の著書。 最近「『自由』はいかに可能か―社会構想のための哲学」(NHKブックス)も出版された。 テーマ設定がかっこいい。 「よい教育」とはなにか? 教育のなし得る力や役割はなにか? 教育は、義務教育課程というかたちでみなが通る道で…
ソーシャルリクルーティングサービス、「Wantedly」を運営しているウォンテッド株式会社CEOの仲暁子さんの著書。ちょっと前の本だけど、自分のタイミングとして今読めてよかったな、という感じ。 印象的だったのは、タイトルにあることば。 悩んでしまった時…
「問題解決」「ロジカルシンキング」についてのセミナーを最近社内で受けたので、以前読んだ書籍を再読してみた。セミナーでも痛感したが、 「ロジカルシンキング」は身に付けることが可能な、問題解決の方法。 であり、 身につく「武器」なので、素振り練習…
幼児教育分野では著名な汐見先生の十数年前の著書。 ”育児”は、読んで字の如く「児(子)を育てる」 と書くが、それは一体「誰が(どんな存在が)育てる」のだろう。 親?もちろん、そうだ。 でも、親の存在だけで子は育つだろうか?答えは、NO。 本著のサブ…
教育に携わっているため、教育論や手法・教育哲学まで、興味の幅は広がった。 興味の幅が広がるのに比例して周辺分野を読みあさっている。 その中でも最近の個人的なヒットはこれ。 英語タイトルはズバリ、 「Creating Innovators -The Makeing of Young Peo…
写真、大学の時にはじめた。 友達に誘われて行った小さなカフェのマスターに貸して貰ったフィルム式の一眼レフ。確かPENTAX。 写真を撮る時はいつも、身近な人の写真。あんまり、、いやほとんど風景写真は撮らなかった。 好きな写真を撮る写真家は結構いるけ…
はじめて酒井穣氏の著書を読んだ。他にも読んでみたくなった。今回の本は家の引っ越しのために本棚からすべての本を文字通り棚卸ししていた中にあった本。結論から言うと、「この時期に読んで本当によかった!」。 いくつかピックアップした読書メモがあるの…
現実の時間と同じ流れを持つ、3部作(たぶん)の3作目。 ジュリー・デルピーとイーサン・ホークが主演。主演、というよりカメラを回している時間が長く、ほとんどふたりの会話だけではなしが進んでいく。 初公開は、1995年。「Before Sunrise」では、二人…
「どの小説がおすすめ?」とたずねられたら半ば憮然としてたずね返す。 「どんな小説が読みたいの?」って。 だって、おすすめなんてその時の気分(自分も、相手も)に寄るし、求めているものにかなり左右される。おすすめした割に反応が良くなかったりする…
ちょっと雑誌も書いてみる。ライトに書くよ。 今月号の特集テーマは「『言葉』こそがあなたの武器である。」言葉の力にフォーカスし、過去の指導者や現在のリーダーのプレゼンの数々、そしてこれからの僕達の交渉やスピーチなどなどいろんな角度で「ことばの…
リチャード・ジェンキンス主演。確か、「食べて、祈って、恋をして」に出演していたような。 リチャード演じる大学教授・ウォルターが主人公。ひょんなことからウォルターが出会った移民のカップル、タレクとゼイナブ。日常の関わりの中で妻に先立たれて心を…
古くはフレデリック・テイラーやアンリ・ファヨールによって組織の管理の実践的な技法を学問として体系付けられた領域であるマネジメント。本著では、多岐にわたるマネジメントの範疇の中から特に、【部下やチームのパフォーマンス】【人材の選抜】【マネジ…