「悩んでしまった時に、まずできること。それは、選択肢をつぶしていくことです。」|ココロオドル仕事を見つける方法/仲暁子
ソーシャルリクルーティングサービス、「Wantedly」を運営しているウォンテッド株式会社CEOの仲暁子さんの著書。ちょっと前の本だけど、自分のタイミングとして今読めてよかったな、という感じ。
印象的だったのは、タイトルにあることば。
悩んでしまった時に、まずできること。それは、選択肢をつぶしていくことです。
選択肢って、あるに越したことがないもの・多いほうがいいものって印象ある。
だから、この言葉を見た時に文字通り、「はっ」とした。
もちろん、「選択肢」の意味合いや使用場面によりけりだろうが、こと人生の選択、という場面においてはひとつの”コツ”のようなものなのだろう。
本の中で、著者は選択肢を「つぶす」ことをおすすめしている。
要は、早く潰して選んでいくことで、歩みをスピードアップできる。
また、トライして潰して、覚悟決めて、進めていいものを選ぶ、というプロセスで選択を正当化する材料と自信と覚悟が醸成されるということも言っているよう。うーん、なるほど。
もちろん、進めていいものを選ぶ、というのが人生に大きな1度の決断だけの人もいれば、何回も何回もそのサイクルを細かく刻む人もいる。それは集中のサイクルが人によって異なるだけで、正解の回数とか理想のあり方とかはないと思う。
そういう観点から、「早くに将来の進路を決めた人」が偉いわけでも、「職を転々としている人」が不安定でよくないわけでもないと言える。
転職を考えているとかそういうタイミングでは無いのだけれども、以前に読んだ書籍の中で、自分の働いている意味合いや、働いているイマの舞台において何を優先的に配置していくかを考えることは定期的に行うと良いなと思う。
これだけ社会が刻々と変化し、多様化しているので、当然のごとく会社も然り。
その都度読みなおしていけると良いなと思う参考図書を6冊、貼り付けておきます。
参考図書:
▼紹介している本著。
▼おなじみ、酒井穣氏の書籍。
これが個人的にお気に入り。対話形式で読みやすいです。
▼my news japanというニュースサイトを主催している方の書籍。明瞭で合理的な文章。主張もわかりやすい(「動機」の円と「能力」の円が重なるようにキャリアチェンジをしていきましょう、それによって自分の市場価値を高めていきましょう、というカンジ)。
▼平積みされていてよく見かけたと思う。キャリア、というより働き方論。ちょっと意識高い(というか、理想像をどう具現化していくか?が課題だよなぁ、と感じる)箇所もあるが、未来予想図を頭に入れる意味でいい本。最近、新しい著書も日本語版でも出版されている。(「未来企業」レジリエンスの経営とリーダーシップ)
▼はたらきかた、と言ったら外せない。西村佳哲さんの本。
特に「かかわり方のまなび方」がイチオシ。